あの家からお葬式が出たのは、私の曾おばあちゃん以来でして。
そのときは飲み友達だったお坊さんにお祖父ちゃんが『もう、その辺でいいよ』とお経の施主STOPを読経中にかけたのだそうですが、お坊さんは木魚を叩きながらその節で『源ちゃん〜そんな〜訳には行かないんだよ〜。』とアドリヴ入れて続行したとかなんとか。
で。その曾おばあちゃんの火葬の際も、昔の火葬所は希望者は焼いているところも見れてですね、それを見ながら、うちのおじいちゃんと、おじいちゃんの弟（何故か叔父級に遊んでもらって大好き）で『海老が跳ねてるみたいだったで』とかなんとか言っていて、若かりし伯母は涙倍増だったなんて話でしたが。
おばあちゃんの遺骨を見ておじいちゃんホロリしてた。
初孫だったのでとてもかわいがってもらったんですが、内孫の耕太郎（大学2年生）が生まれおばあちゃんが『走れー走れーコータロウ』という歌をよく歌っていて、子供心に世代交代を言葉にならずとも感じましたが、最期はあたしが一番おばあちゃんと沢山あそんじゃったもんねー！（←ばか。いやでもうちの伯母達は皆そう思っているに違いない。すっごい幸せだったと悲しいけど思える。）
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